ゲムキTOP > ブログTOP > JR70条を利用した地方都市から東京へ旅行する場合の乗車券考察
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静岡-東京の場合

Катюша 2019-10-05 12:23:25
まず本ブログの主旨と関係ない話ですが、
静岡-東京って180.2kmなんで、乗車賃は\3,410になります。
実は静岡-東静岡(2.5km)、東静岡-東京(177.7km)
と分割して買うと、\3,230とちょっとだけ安くなります。
詳しくは「乗車券 分割」で調べて頂くといいかもしれません。


さて、私は乗車券の分割などという高度な事は考えられないので、
今回はそれを無視させていただきます。

静岡から東京の距離が200km以内であるので、乗車券は
静岡-新幹線-東京山手線内で発券されます。
山手線内の好きな駅で降りることができます。

ここで、京葉線で東京の隣にある八丁堀まで乗車券を買うと、
静岡-新幹線-東京-京葉-八丁堀
となります。まぁ、八丁堀が東京山手線内でないので、
終点が特定都区市内の制度ではなく、八丁堀駅単体になっています。
1駅隣なんで乗車距離は180数km、運賃は変わりません。

しかし70条ルールを考慮すると、山手線の全ての駅で途中下車することが可能です。
ルートとしては、品川駅で新幹線を降りて、
内回り外回りの任意の方向を選択することで、東京までの任意の駅で途中下車できます。
一筆書きになる限り全ての駅で降りられます。

例えば、
品川で降りてランチ、渋谷で服を買い、池袋でオタ活をし、
上野でパンダを見て、秋葉原でオタ活をし、東京、八丁堀へ至る。
というような乗車方法が可能となります。
また帰りの乗車券も買った場合、
八丁堀、東京を出て、浜松町で東京タワーを見て、品川に至る。
のように使うことで、理論上全ての山手線の駅へ寄れます。
山手線を全て回ることができなくなりますが、
中央線使って靖国参拝しに行くのもいいでしょう。


通常に静岡-東京山手線内の乗車券を買ってしまった場合、
山手線内の駅で降りた時点で乗車券が回収されてしまいます。
しかし、八丁堀まで買うことで、
山手線内の駅を実質自由に乗り降りできる切符に変えることができます。
(1筆書きをしなければならないことには十分注意を)

最後に補足させていただくと、
八丁堀まで切符を買っても、わざわざ八丁堀まで行く必要ないですからね?