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備忘録2 メールサーバーの構築

ハルポップ 2016-01-20 11:46:42
前回の続きです。
ネームサーバーの変更、DNSの浸透は2日程で終わり、サブドメインの確認が出来ました。
そして同時にメールも使えるようになるんじゃないかと思っていたら使えないままでした。
DNSレコード設定を確認。
ホスト名は「mail」、TYPEは「A」、値は「サーバーのIPアドレス」
もう一つは、ホスト名は「空白」、TYPEは「MX」、値は「mail.ドメイン名」

マニュアルの例通りだしこれで間違いないはず。。
次にポートの開放を確認。
iptables -A INPUT -p tcp --dport 110 -j ACCEPT
service iptables save
というように、110と25を開けていたが、587ポートにしてないせいかと思い、
/etc/postfix/master.cf ファイル内の
#submission inet n - n - - smtpd
という記述のコメントを外して対応。

それでもだめでした。
次にサーバー内でメール送信が出来るかsendmailコマンドでテスト。

sendmail メールアドレス
Subject:test

aaa

.

これだとメールが送れ、ユーザーのメールボックス(newフォルダ)にメールファイルが出来ていました。
sendmailはpostfixを使用しているので一応動いているという事です。

次にメールソフト側の設定をいろいろ試していたらPOP3をうちのサーバー、SMTPを外部サーバーに指定したらホストは見つかったとの表示が。
とりあえず受信だけは出来るかと思って「決定」としてもユーザー名かパスワードが間違っています、とのエラーが。

それで受信サーバーであるdovecotの設定を見直していたら、一か所設定が抜けていました。
[/etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf]
disable_plaintext_auth = yes
となっていたところを
disable_plaintext_auth = no

に変更。これでエラーがなくなりPOP3サーバーからメールを受信する事が出来ました。

しかしまだ問題が。
外部から送ったメールが届きません。
メールログを以下のコマンドで確認。
tail -f /var/log/maillog

すると
「fatal: no SASL authentication mechanisms」
というようなエラーが出ていました。

対処法を調べたらcyrus関連が入っていないと起こるエラーのようです。
そして
「yum install cyrus-sasl-plain」
とこれをインストールしたら、エラーが無くなり、たまっていたメールが大量に届きました。


以上で終わりました。大変でした。
もうメールはGmailでいいっす。