ゲムキTOP > ブログTOP > JR70条を利用した地方都市から東京へ旅行する場合の乗車券考察
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高崎-東京の場合

Катюша 2019-10-05 13:32:40
70条ルールの利用についての具体的な例は、
静岡の記事に書かせていただいたので、そちらを参照を。

さて、高崎-東京は105kmで\1.980かかります。
ルートとしては、上野東京ラインの直通2時間か、
新幹線で1時間かからずに行く2ルートが考えられます。


高崎から東京の距離は200km以内であるので、乗車券は
高崎-高崎線-東京山手線内で発券され、山手線内の好きな駅で降りることができます。

新幹線の場合は考える必要がないのですが、
在来線経由の場合は全区間が東京近郊区間に含まれるので途中下車はできません。
まぁ、新幹線経路で乗車券を買っても、
在来線を利用可能なので、始めから新幹線経路で買えばいいと思います。

さらに70条ルールを考えます。
70条ルール考察で鉄板ネタとして登場する八丁堀駅までの乗車券を買うと、
高崎-八丁堀間は106.2kmで運賃は変わりません。
しかしながら、八丁堀まで買うことで70条ルールが適用されて、
山手線内を自由な経路で移動して途中下車が可能になります。

ところで、新幹線で移動するときは注意が必要です。(一番重要かも)
東京駅に新幹線で乗り入れると、
再び東京駅に戻ってこれなくなるので、八丁堀に行かざるを得なくなります。
なのでまず、新幹線で移動するなら上野までにしましょう。
(折り返して神田から中央線に入るときのみ、区間外乗車で2度通れます)

続いて、上野まで新幹線を利用した場合の注意ですが、
経路上、赤羽、田端、日暮里を通って上野に至ったことになっています。
区間外乗車として認められるのは、上野折り返しの尾久行きのみです。
しかしながら尾久に行くと、経路が赤羽しかなく進行できなくなるので、
実質、区間外乗車はできません。

よって東北新幹線で上野まで来た場合は、
70条ルールによって行けるのは上野から東京方面のみとなります。


さて、今回は八丁堀駅までで考察してみたのですが、
新宿から中央線で1駅、大久保までの乗車券でも同様のことができます。
乗車区間は103.5kmで運賃も変わりません。
(八丁堀との違いは、上野まで新幹線で来た時、新宿に行けるか行けないか)